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本ページでは、EventHubが提供するメール通知のレシピを利用し、イベント登録ユーザーの行動アクションがあった際に、担当営業宛にリアルタイムにメール通知する方法をご紹介します。
EventHubが提供するMA/SFAのテンプレートレシピや各種Webhookのトリガーに応じて、簡単にメール通知を設定できるため、通知させたい内容ごとにレシピを作成する手間や工数を省き、汎用的にメール通知の機能を実装することができます。
本レシピは、参加登録したユーザーのメールアドレスと、通知させる営業担当者のメールアドレスを記載した担当者通知用リストを用いて、メール通知する方法です。
1. メール通知レシピの概要
ご紹介するメール通知のレシピは、レシピファンクションという、繰り返す同一の処理を共通化し、通知に必要な処理のみを独立して作成したレシピです。EventHubが提供するMA/SFA連携のテンプレートレシピや、各種Webhookがトリガーになったレシピ内で、このメール通知のレシピを呼び出すことで簡単にスムーズにメール通知を実装することができます。
💡 メール通知の概要と大枠のSTEP
❶ メール通知レシピ内で、メール通知に必要なフローを組んでいます。
❷ MA/SFA連携の基本レシビや各種Webhookがトリガーになったレシピを準備します。
❸ ❷のレシピ内で、❶のメール通知レシピを呼び出す設定をします。
❹ ❷のレシピでトリガーが発火すると、レシピ内のフローに加え、メール通知も同時に利用できます。
2. 事前準備
❶ メール通知のレシピをダウンロードする
貴社の環境にメール通知のレシピをダウンロードしてください。レシピのダウンロード手順に関する詳細は、
テンプレートレシピとレシピ利用手順をご確認ください。
❷ 連携先のConnectionとしてメール認証をする
EventHubのAPIを操作できるよう、連携先のConnectionからメールの認証設定をします。
① ❶でダウンロードしたレシピの[Connections]タブを選択します。
HTTP:EventHub API
① 以下情報を入力し、[Connect]を選択します。
Connection type | [Cloud]を選択します。 |
Authentication type | [Header auth]を選択します。 |
Header authorization | keyに[X-API-KEY]、ValueにEventHubで取得したAPIキーを入力します。APIキーの取得方法はこちらをご確認ください。 |
Endpoint has case-sensitive headers? | [No]を選択します。 |
Base URL | [https://api.eventhub.jp/v1]を入力します。 |
Use custom TLS/SSL certificate settings |
[No]を選択します。 |
3. 担当者通知用のリストを作成する
事前に参加登録したユーザーリストのメールアドレスと、メール通知先の営業担当者のメールアドレスを記載したシートを作成します。担当者通知用のリストを作成することで、行動したユーザーのメールアドレスをKeyに、作成したリスト内で検索をかけ、一致するメールアドレスが存在すると、該当の営業担当者にメール通知する一連のアクションを実行することができます。
A列には事前に参加登録したユーザーのメールアドレス、B列には登録ユーザーの行動アクションがあった際に通知メンションする営業担当のメールアドレスを記載します。
送信先メールアドレスが複数ある場合はカンマ区切りで記載してください。(通知先に指定できるメールアドレスは最大10件です)
ユーザーリストはEventHub管理画面の[ユーザーリスト]>[EXCELダウンロード]から取得してください。
一例として、スプレッドシートのフォーマットを掲載しますが、貴社でお使いのExcelやNumbers等、シートに合わせて以下のように加工し、csvファイルで保存します。
例:スプレッドシート
作成したリストはこのあと説明する手順で利用します。
4. ワークフローにログインする
① EventHubの管理画面から[設定]>[外部連携]>[ワークフロー]をクリックし、[利用する]を選択します。
<tips> -ワークフローメニューが表示されない場合は、担当のカスタマーサクセスサクセス または 画面右下にある吹き出しマークからカスタマーサポートへお問い合わせください。
-メニューは表示されるものの、うまくログインできない場合はセッションが切れている可能性があります。一度EventHubの管理画面をリロードしてください。</tips>
5. 担当者通知用リストをLookup Tableに設定する
次に、2で作成した担当者通知用のリストを、Lookup Tableにデフォルトで作成されている[メール通知リスト]に設定します。
① 左サイドメニューの[Tools]>[Lookup tables]をクリックします。
② デフォルトで[メール通知リスト]が作成されています。
③ [Import CSV]を選択します。手順3で作成した担当者通知用リストをインポートします。
<tips> 1つずつ設定したい場合は、[Add entry]から行を追加し、それぞれの値を入力してください。</tips>
④ インポートするCSVファイルを選択し、[Import CSV]をクリックします。
⑤ インポートが完了すると、テーブル内にインポート情報が格納されます。
<attention> ワークフローの仕様上、データインポート時に、既存データと新規データを統合する際、重複データの自動除外は行われません。既存データ(例:ABC)が含まれる状態で、新たにデータ(例:ABCDE)をインポートすると、結果として重複を含む形(例:ABCABCDE)で格納されます。重複を回避する場合は、インポート前にデータの加工と処理を実施してください。</attention>
6. 設定した通知用リストを参照先として設定する
① 「担当者メール通知 Lookup Table」のレシピに戻り、[Edit]を選択し、2行目をクリックします。
このレシピが作動したとき、どのリストを参照しにいき、参照先リスト内のどの項目を検索Keyとするか、以下の項目を設定します。
Lookup table |
[Lookup tables]から参照先のリストを選択します。 デフォルトで[メール通知リスト]が表示されています。参照先リストが正しく設定されていることを確認してください。 |
Search by | レシピが作動したとき、どのKeyをもとにリスト内を検索するか設定する箇所です。テンプレートレシピ上ではリスト上で検索する項目として、メールアドレスをデフォルトで設定しています。変更を加えず次の設定に移動してください。 |
7. メール通知時の送信内容を確認する
① 5行目をクリックします。メール通知のレシピが呼び出されたときに、サーバーに送信される各種情報がデフォルトで設定されています。変更は加える必要はありません。送信内容を確認してください。
Request body | [to]に手順5で設定した宛先の担当者メールアドレス、 [subject]に件名、[Html]にメール文面の変数が含まれた情報が送信されます。メール通知時の件名やメール文面の詳細は、次の手順で説明する箇所にて個別設定してください。 |
これでメール通知のレシピの設定は完了です✅
画面右上の[Save]をクリックし、編集内容を保存のうえ、[Start Recipe]をクリックしてください。
次はメール通知レシピを呼び出す親レシピ側の設定をします。
8. 親レシピ側でメール通知レシピを呼び出す
MA/SFA連携のテンプレートレシピやWebhookのトリガーが設定されているレシピ上で、メール通知のレシピを呼び出します。ここでは、QRチェックインした時にSalesforceへのステータス更新をするレシピを一例に説明します。同様にオンライン参加、アンケート回答のWebhookや、HubSpot、Marketoといた別ツールやレシピでも同様にメール通知を呼び出すことが可能です。
① 通知させたいWebhookがトリガーになっているレシピを選択し、[Edit]をクリックします。編集画面の一番下にある[+]をクリックします。
② [Recipe function]を選択します。
③ [Call a recipe function (asynchronous)]を選択します。
④ 呼び出すレシピを設定します。メール通知のレシピを呼び出したいため、[担当者メール通知 LookupTable]を選択します。
⑤ [Parameters]に以下項目を設定します。
顧客メールアドレス | [New event via webhook]内の[Payload]から[Email]のデータピルを割り当てます。 |
タイトル | トリガーが発火した際に、営業担当者に送信するメールの件名を入力します。 |
メッセージ | トリガーが発火した際に、営業担当者に送信するメールの文面を入力します。 |
これで設定は完了です🎉
[Save]をクリックし、編集内容を保存のうえ、[Start Recipe]をクリックしてください。
実際にQRチェックインの読み取りテストを行い、QRチェックインのWebookが発火した際に、正しく意図する内容でメール通知されるか、必ず検証してください。
▼ 受信メール例.
① 件名 | [タイトル]で入力した内容が反映されます。 |
② 送信元メールアドレス | [no-reply@eventhub.jp]で送信されます。 送信元メールアドレスの変更はできません。 |
③ 送信先メールアドレス | Lookup tableに設定した通知先リストの対象者に送信されます。 |
④ メール本文 | [メッセージ]に入力した内容が反映されます。 |
9. サポート対応について
弊社から提供する上記テンプレートレシピに対する質問は、画面右下の吹き出しマークからカスタマーサポートまでお問い合わせください。貴社の環境にログインし、設定内容およびエラーの詳細を確認させていただきます。
貴社独自の実装およびテンプレートレシピを流用する形でのカスタマイズを実施された場合は、弊社サポート対象外となります。別途有償サポートプランをご用意しておりますので、詳細のお問い合わせは担当のカスタマーサクセス または 画面右下にある吹き出しマークからカスタマーサポートへお問い合わせください。
10. 注意・補足
- 通知先に指定できるメールアドレスは最大10件です。
- カンマ区切りで複数指定した同一レコード上のメールアドレスのうち、1つでも不正のメールアドレスが存在した場合、同一レコード上のメールアドレス全てにメール通知はされません。
- 送信された受信した際のメールの送信元の宛名[no-reply]を変更することはできません。