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本ページでは、EventHubが提供するSlack通知のレシピを利用し、イベント登録ユーザーの行動アクションがあった際に、担当営業宛にメンションをつけて、リアルタイムにSlack通知する方法をご紹介します。
EventHubが提供するMA/SFAの基本レシピや各種Webhookのトリガーに応じて、簡単にSlack通知を設定できるため、通知させたい内容ごとにレシピを作成する手間や工数を省き、汎用的にSlack通知の機能を実装することができます。
本レシピは、参加登録したユーザーのメールアドレスと、メンションしたい営業担当者のSlack IDを記載した担当者通知用リストを用いて、Slack通知する方法です。
1. Slack通知レシピの概要
ご紹介するSlack通知のレシピは、レシピファンクションという、繰り返す同一の処理を共通化し、通知に必要な処理のみを独立して作成したレシピです。EventHubが提供するMA/SFA連携の基本レシピや、各種Webhookがトリガーになったレシピ内で、このSlack通知のレシピを呼び出すことで簡単にスムーズにSlack通知を実装することができます。
💡 Slack通知の概要と大枠のSTEP
❶ Slack通知レシピ内で、Slack通知に必要なフローを組んでいます。
❷ MA/SFA連携の基本レシビや各種Webhookがトリガーになったレシピを準備します。
❸ ❷のレシピ内で、❶のSlack通知レシピを呼び出す設定をします。
❹ ❷のレシピでトリガーが発火すると、レシピ内のフローに加え、Slack通知も同時に利用できます。
2. 事前準備
❶ Slack通知のレシピをダウンロードする
貴社の環境にSlack通知のレシピをダウンロードしてください。レシピのダウンロード手順に関する詳細は、
基本レシピとレシピ利用手順をご確認ください。
❷ Slackアカウントを用意する
通知先ツールとして、Slackを利用します。Workatoに連携するSlackのアカウントをご準備ください。
❸ SlackのワークスペースにWorkatoのbotを追加する
Slackのマーケットプレイスから[Workbot JP]と検索し、Slackワークスペース上にWorkbotを追加します。
❹ 通知させたいSlackチャンネルにWorkbot JPを招待する
通知させたい該当のチャンネルのスレッド上に @Workbot JP を入力し招待します。
3. 担当者通知用のリストを作成する
事前に参加登録したユーザーリストのメールアドレスと、メンションしたい営業担当者のSlackのMember IDを記載したシートを作成します。担当者通知用のリストを作成することで、行動したユーザーのメールアドレスをKeyに、作成したリスト内で検索をかけ、一致するメールアドレスが存在すると、該当の営業担当者のSlackに通知する一連のアクションを実行することができます。
A列には事前に参加登録したユーザーのメールアドレス、B列には登録ユーザーの行動アクションがあった際に通知メンションする営業担当のSlackの Member IDを<@>で囲む形で記載します。
@chennel @here でメンションをする場合は、<!>で囲う形で記載してください。
ユーザーリストはEventHub管理画面の[ユーザーリスト]>[EXCELダウンロード]から取得してください。
一例として、スプレッドシートのフォーマットを掲載しますが、貴社でお使いのExcelやNumbers等、シートに合わせて以下のように加工し、csvファイルで保存します。
例:スプレッドシート
作成したリストはこのあと説明する手順で利用します。
4. ワークフローにログインする
① EventHubの管理画面から[設定]>[外部連携]>[ワークフロー]をクリックし、[利用する]を選択します。
<tips> -ワークフローのメニューが表示されない場合は、担当のカスタマーサクセスサクセス または 画面右下にある吹き出しマークからカスタマーサポートへお問い合わせください。
-メニューは表示されるものの、うまくログインできない場合はセッションが切れている可能性があります。一度EventHubの管理画面をリロードしてください。</tips>
5. WorkatoとSlackを連携する
① 3行目をクリックし、WorkatoとSlackの[Connection]を設定します。以下の項目を入力し、[Connect]をクリックします。
Connection name | コネクションの名称を入力します。 例: EH<>Slack通知 |
Location | コネクションの格納先のフォルダを設定します。 貴社のWorkato環境内のどこのプロジェクトやフォルダに格納するか選択してください。 |
② Workatoに連携させる該当のワークスペースを選択し、[許可する]をクリックします。
これでWorkatoと通知先Slackの連携は完了です✅
6. 担当者通知用リストをLookup Tableに設定する
次に、2で作成した担当者通知用のリストを、Lookup Tableにデフォルトで作成されている[Slack通知リスト]に設定します。
① 左サイドメニューの[Tools]>[Lookup tables]をクリックします。
② デフォルトで[Slack通知リスト]が作成されています。
③ [Import CSV]を選択します。手順3で作成した担当者通知用リストをインポートします。
<tips> 1つずつ設定したい場合は、[Add entry]から行を追加し、それぞれの値を入力してください。</tips>
④ インポートするCSVファイルを選択し、[Import CSV]をクリックします。
⑤ インポートが完了すると、テーブル内にインポート情報が格納されます。
<attention> ワークフローの仕様上、データインポート時に、既存データと新規データを統合する際、重複データの自動除外は行われません。既存データ(例:ABC)が含まれる状態で、新たにデータ(例:ABCDE)をインポートすると、結果として重複を含む形(例:ABCABCDE)で格納されます。重複を回避する場合は、インポート前にデータの加工と処理を実施してください。</attention>
7. 設定した通知用リストを参照先として設定する
① 「担当者Slack通知 Lookup Table」のレシピに戻り、[Edit]を選択し、2行目をクリックします。
このレシピが作動したとき、どのリストを参照しにいき、参照先リスト内のどの項目を検索Keyとするか、以下の項目を設定します。
Lookup table |
[Lookup tables]から参照先のリストを選択します。 前の手順で設定し、インポートしたリスト名を選択します。 |
Search by | レシピが作動したとき、どのKeyをもとにリスト内を検索するか設定する箇所です。テンプレートレシピ上ではリスト上で検索する項目として、メールアドレスをデフォルトで設定しています。変更を加えず次の設定に移動してください。 |
8. Slackのbotで通知するメッセージ内容を設定する
① 3行目をクリックします。それぞれ以下の項目を設定します。
Channel name/DM | 通知先のSlackチャネルを設定する箇所です。 デフォルトで[Slackチャネル]の値が入っています。変更を加えず次の設定に移動してください。 |
Notification text | 通知先のSlackチャンネルでお知らせする文面を設定する箇所です。 メンション先とメッセージ内容がデフォルトで設定されています。変更を加えず次の設定に移動してください。 |
これでSlack通知のレシピの設定は完了です✅
画面右上の[Save]をクリックし、編集内容を保存のうえ、[Start Recipe]をクリックしてください。
次はSlack通知レシピを呼び出す親レシピ側の設定をします。
9. 親レシピ側でSlack通知レシピを呼び出す
MA/SFA連携の基本レシピやWebhookのトリガーが設定されているレシピ上で、Slack通知のレシピを呼び出します。ここでは、QRチェックインした時にSalesforceへのステータス更新をするレシピを一例に説明します。同様にオンライン参加、アンケート回答のWebhookや、HubSpot、Marketoといた別ツールやレシピでも同様にSlack通知を呼び出すことが可能です。
① 通知させたいWebhookがトリガーになっているレシピを選択し、[Edit]をクリックします。編集画面の一番下にある[+]をクリックします。
② [Recipe function]を選択します。
③ [Call a recipe function (asynchronous)]を選択します。
④ 呼び出すレシピを設定します。Slack通知のレシピを呼び出したいため、[担当者Slack通知 LookupTable]を選択します。
⑤ [Parameters]に以下項目を設定します。
メッセージ | トリガーが発火した際に、Slack上に通知するメッセージ文面を設定します。 例: QRチェックインがあったことをSlack通知させる場合、[New event via webhook]内の[Payload]からデータピルを選択し、イベント名やQRチェックインのあったユーザーの会社名、氏名、部署、役職等、通知先の担当者にお知らせしたい内容を設定します。 |
顧客メールアドレス | [New event via webhook]内の[Payload]から[Email]のデータピルを割り当てます。 |
Slackチャネル |
トリガーが発火した際に、どのSlackチャネルにメッセージ投稿するか入力します。通知させたいSlackチャネルを入力してください。 |
これで設定は完了です🎉
[Save]をクリックし、編集内容を保存のうえ、[Start Recipe]をクリックしてください。
実際にQRチェックインの読み取りテストを行い、QRチェックインのWebookが発火した際に、正しく意図する内容でSlack通知されるか、必ず検証してください。
10. サポート対応について
弊社から提供する上記基本レシピに対する質問は、画面右下の吹き出しマークからカスタマーサポートまでお問い合わせください。貴社の環境にログインし、設定内容およびエラーの詳細を確認させていただきます。
貴社独自の実装および基本レシピを流用する形でのカスタマイズを実施された場合は、弊社サポート対象外となります。別途有償サポートプランをご用意しておりますので、詳細のお問い合わせは担当のカスタマーサクセス または 画面右下にある吹き出しマークからカスタマーサポートへお問い合わせください。