これまで、イベントへの出欠状況やアンケートの回答内容をMarketoにリアルタイムに自動連携することができていましたが、本リリースにより「動画の視聴分数」も連携できるようになりました。
「イベントに参加したけど動画を視聴したのは3分だった」というケースは、これまで出欠状況しか連携できなかったため検知できませんでしたが、視聴分数を活用することで更に精度の高いスコアリングをつけることができるようになります。
🔹 最後まで視聴した参加者にはHotリードとして高いスコアリングをつけたい
🔹 途中で視聴をやめたリードにはアーカイブ配信のメールを送信してナーチャリングしたい
🔹 30分以上動画を視聴し、アンケート回答が良かった参加者には次回セミナーに誘導したい
このようなアクションが実現できる機能となっておりますので、ぜひご活用ください。
1. 連携されるデータについて
参加者が動画を視聴したと同時に、[アクティビティログ]へ5~10分おきに視聴分数のデータが送信されます。送信されるデータは、参加者が動画を見続けている限り分数が加算されていきます。
動画を視聴していない参加者は、[アクティビティログ]へデータが送信されません。
送信されたデータをクリックすると、以下の値が格納されているのを確認することができます。
Event Key | 参加したイベントのeventKeyが表示されます。 |
Video name | 視聴した動画の名前が表示されます。 |
顧客 ID | Marketoのリード毎に割り当てられるIDが表示されます。 |
Video ID | 視聴した動画に割り当てられるIDが表示されます。 |
Total watch minites | 動画の合計視聴分数が表示されます。 |
これらのデータは、スマートリストで活用することができます。
2. データの活用方法について
連携したデータをスマートリストで活用することで、様々なアクションを組むことが可能です。
データ活用方法の一例をご紹介します。
アンケートの回答が「満足」かつ視聴分数が30分以上だったらリードスコアに加点する
作成したアンケートの設問(1)「今回のイベントはいかがでしたか」という質問に対して、「満足」と回答した人、かつ、動画の視聴分数が30分以上だった人に対して、リードスコアを10ポイント加点したい場合は以下のようにスマートキャンペーンを作成します。
1. [スマートリスト]>[フィルター]>[カスタム]から[Questionnaire answers]をトリガーに設定します。
2. Questionnaire IDを指定し、作成した設問(No.)の回答が「満足」と等しいリードを抽出するように設定します。
3. 次に、[Video watch times]をトリガーに設定します。
4. Video IDは「空でない」、Video nameに動画名、Total watch minutesに30分以上より大きいリードを抽出するように設定します。
5. [フロー]から[スコアの変更]を選択し、変更する値[+10]を入力します。
これで設定は完了です。イベント毎にスマートリストとフローを設定するだけで、リアルタイムにスコアリングができるようになります。このような形で行動ログのデータを活用しましょう。
3. 設定方法
EventHubとMarketoのデータ連携の設定方法は、
イベントの参加有無・アンケートの回答内容・視聴分数をMarketoに連携するをご参照ください。
既にMarketoと連携されている方は、EventHubの管理画面の[設定]>[Marketoトークン]のページから[保存]ボタンをクリックすることで視聴分数も連携されるようになります。お手数ですが、クリックして連携を更新していただきますようお願いいたします。