API情報を公開してから、これまで多くのお客様にMAツールとEventHubのデータ連携をご導入いただいておりましたが、今回のアップデートにより、データ連携が更にしやすくなりました。
特に何度もセミナーを開催する方は手間なくデータ連携ができるようになりましたので、ぜひ最後までお読みになってご活用ください。
改善内容
これまで、[基本設定]>[プロフィール項目]から作成したカスタム項目には、自動で数字のIDが付与されていました。
項目(例:電話番号)を作成したとき、同じ項目を他のイベントで使いたい場合でもイベント毎にIDが異なっていたため、MAツールとの連携ではイベント毎に異なるcustomFieldIdを書き換える必要がありました。
今回のリリースにより、カスタム項目に任意のIDを設定することができるようになったため、項目(例:電話番号)には「tel」というIDを全てのイベントに利用することができます。
MAツール毎による解決する課題
今回行った改善は、利用しているMAツールによって解決する課題が異なります。
ご利用のツールに合わせてご覧ください。
MAツール | これまでの課題 | どのように解決されるか 🎉 | 参考ページ |
Marketo | ウェブフックのペイロードにcustomFieldIdを書くことで連携ができる仕様のため、イベント毎にウェブフックを作成する必要がありました。 | ウェブフックのペイロードに固定のIDを設定することができるようになるため、イベント毎にウェブフックを作る必要がなくなります。 | Marketoでウェブフックを作成する |
Account Engagement (旧:Pardot) |
SalesforceのフローにcustomFieldIdを書くことで連携ができる仕様のため、イベント毎にフローを作成する必要がありました。 | フローに固定のIDを設定することができるようになるため、イベント毎にフローを作る必要がなくなります。 ※既にSalesforceのアプリをインストールしている方は、バージョンを更新してご利用ください。 |
フローを作成する |
SATORI | WebhookのペイロードにcustomFieldIdを書くことで連携ができる仕様のため、イベント毎にWebhookのcustomFieldIdを書き換える必要がありました。 | 固定のIDを設定することができるため、イベント毎にcustomFieldIdを書き換える必要がなくなります。 | SATORIでWebhookを作成する |
従来の方法でも連携は可能ですが、本リリースにより連携方法がアップデートされましたので、各MAツールのヘルプページをご参考に設定してください。
※ HubSpotの連携に関しましては、より連携がしやすいよう現在改修中です。リリースまでお待ちください。
IDの設定方法
① [基本設定]>[プロフィール項目]>[項目を作成]からカスタム項目を作成します。
② モーダルの最下部[項目ID]にIDを入力します。
この時、空欄で保存すると自動で数字のIDが付与されます。後からIDを変更することも可能です。
<tips>IDに設定できる文字列について
- 半角英数字20文字以下で、記号は使えません
- 数字のみは設定できません
- 先頭の文字が英字である必要があります
- 1つのイベントで同じIDの項目を複数作ることはできませんが、イベントを跨いで特定のIDを使い回すことが可能です
- 大文字小文字は区別して認識されます </tips>
イベントを複製したとき、項目IDも複製されます。繰り返し同じようなセミナーを開催する場合、項目IDを設定する手間が省けます。
リクエスト形式について
本リリースにより、カスタム項目がデフォルト項目と同様にJSONのrootで指定ができるようになりました。Marketo、SATORIをご利用の場合は以下のようにペイロードを記載することができるようになります。
これまで | これから |
{ カスタム項目毎にcustomFieldIdを入力し、項目のデータ型(dropdown,checkbox,textなど)を指定して値を連携していました。 |
{ 「"customFieldxxxx"」という形式でIDを指定して値を連携します。チェックボックスの場合は[;]セミコロン区切りで回答を渡してください。 |
既に連携されている方のためにこれまでの形式の連携方法でもご利用いただけますが、従来の方法と新しい方法を混合して連携することはできません。ご注意ください。