EventHubには来場者の登録方法として、「チケットフォーム」「埋め込みフォーム」「EXCELアップロード」「API連携」「同僚招待」という5つの方法で登録することができます。
本ページでは「チケットフォーム」「埋め込みフォーム」「API連携」のどれを利用すべきかお悩みの方に向けて、各機能の違いについてご説明します。これからイベント設定しようとしている方は、フォームの違いによる機能比較をご認識頂いた上で、最適な登録方法をご選択ください。
1. チケットフォームとは
EventHub上で作成できる参加登録をするための申込みフォームです。イベントに登録・参加するために必要なパスワード設定がワンステップで完了します。登録・参加の導線が一番シンプルで、参加者の手間を煩わせることなく申し込みが完了します。
チケットフォーム登録〜ログインまでの流れ
チケットフォームは無料/有料・QR有無に応じて、以下4パターンで作成することができます。
金額 | QR発行 | 概要 |
無料 |
あり | QRコード/参加証付の無料チケットを作成する |
なし | 無料チケットを作成する(QRコード発行なし) | |
有料 |
あり | QRコード/参加証付の有料チケットを作成する |
なし | 有料チケットを作成する(QRコード発行なし) |
2. 埋め込みフォームとは
作成したWebサイトにEventHubのフォームを埋め込むことができる機能です。申込みと同時に申込み者にイベントページへログインするパスワード設定のメールが配信され、パスワード設定後には登録完了メールが配信されます。
埋め込みフォーム登録〜ログインまでの流れ
埋め込みフォームはQR有無に応じて、以下の2パターンで作成することができます。
金額 | QR発行 | 概要 |
無料 | あり | QRコード/参加証が発行される埋め込みフォームを作成する |
なし | 埋め込みフォームを作成する | |
有料 | 不可 | 埋め込みフォームは有料チケットにはご利用いただけません。 |
3. API連携とは
EventHubで公開しているAPI情報を活用して、様々なシステムと連携することができる機能です。参加登録時におけるAPI活用として、Marketo / HubSpotのようなMAツールで作成したフォームから登録したユーザーを自動でEventHubに登録することができます。APIの詳細は、APIについてをご覧ください。
次のセクションで説明する登録方法の違いについて、「埋め込みフォーム」と「API連携」は利用規約の設定手順を除き、機能差分はありません。詳細は、次の表をご確認ください。
4.各登録方法の違いについて
以下の内容が各登録方法の機能差分と詳細の説明です。
チケット | 埋め込み API連携 |
詳細 | |
タグ埋め込み (例.GTM/GA) |
✕ | △ | チケットフォームにはタグを埋め込むことはできません。 広告毎の流入経路計測やコンバージョン率などのアクセス解析をしたい場合は埋め込みフォームをお使いください。 ※タグの埋め込み可能場所はランディングページです。チケットフォームの各項目上の数値は取得できません。 |
UTMパラメーター |
△ |
◯ | どちらもUTMパラメーターを利用して流入経路の計測をすることができます。(詳細) ただし、作成したランディングページにチケットフォームへアクセス出来るボタンを設置した場合、ランディングページに設定したUTMパラメーターはチケットフォームへ引き継がれないため、引き継ぐ設定が必要です。設定の詳細はLPからEventHubの登録フォームにパラメーターを引き継ぐをご覧ください。 |
サンクスページ | ✕ |
◯ |
チケットフォームから参加登録した場合、サンクスページはありません。直接イベントページへ遷移します。 埋め込みフォームから参加登録した場合、サンクスページに遷移します。遷移先のサンクスページを用意してください。 |
有料チケット | ◯ | ✕ | 埋め込みフォームの場合、有料チケットはご利用いただません。有料イベントの場合は、チケットフォームをお使いください。 |
事前セッション 機能 |
◯ (QRあり) |
✕ | 埋め込みフォームの場合、事前セッション機能はご利用いただけません。 |
フォームデザイン | △ | ◯ | チケットフォームの場合、管理画面にある[スタイル]>[テーマカラー]で設定したプライマリーカラーが反映されます。 埋め込みフォームは自由にCSSでカスタマイズができます。 詳細は埋め込みフォームの文字・ボタン・背景の色とフォームの幅をCSSで変更するをご覧ください。 |
QRコード有無の メール出し分け |
◯ | ✕ | チケットフォームはQRコードの有無によってメールの出し分けが可能ですが、埋め込みフォームは出し分けできません。 |
利用規約 | ◯ |
◯(埋め込み) |
どちらも利用規約を設定することができます。 詳細は自社の利用規約を設定するをご覧ください。 API連携の場合、主催者側で作成したランディングページ上に利用規約を記載していただく必要があります。 |
5. 迷ったときにはコレ!登録方法の選び方
こんな場合は埋め込みフォーム !
自社のブランディングを高めたい
予算をかけてランディングページを作成し、魅力的なデザインやレイアウト、洗練されたコピーを作成することは
イベント参加者への興味喚起や登録する決断の後押しとして大きな役割を持っています。
ランディングページを作成することで、特定のターゲットや複数チャネルの広告への最適化にも対応させることで、
より多くの参加者にアクセスしてもらう見込みも高まります。
MAツールを利用しない/持っていないが、予算をかけてランディングページを作成し、広告費もかけて
集客するイベントの場合は、ランディングページに埋め込みができる、「埋め込みフォーム」がおすすめです。
こんな場合は埋め込みフォーム or API連携!
Google AnalyticsでCV率を計測したい
チケットフォームにはタグを埋め込むことができないため、「何人がチケットフォームにアクセスしたか?」
という数値を計測することができません。
一方で、埋め込みフォーム/API連携はご用意いただくランディングページにタグを埋め込むことができるため、
様々な数値を計測することが可能です。UTMパラメーター機能を一緒にご活用いただくと、どの広告から
何名の方がランディングページにアクセスし、そのうち何名がイベントに参加登録したかという数値を
抽出することも可能です。
こんな場合はチケットフォーム!
パスワードの設定率を上げたい
チケットフォームから参加登録する場合、個人情報を入力するフォーム上でパスワードの設定をしてから登録に進み
ます。
一方で、埋め込みフォームから参加登録する場合、個人情報を入力後に「登録完了メール」が配信され、
そのメールに記載されているパスワード設定リンクからパスワード設定をします。
埋め込みフォームを利用すると、パスワード設定までに一手間かかるので設定率が低くなると思われがちですが、
サンクスページに表示させる文言や自動配信されるメールの工夫によってパスワード設定までスムーズな導線で誘導
することができるため、チケットフォームでも埋め込みフォームでもパスワード設定率に大幅な差はありません。
詳細は、申し込み完了時のサンクスページを工夫しようをご確認ください。
手間をかけずに登録フォームを作成したい
埋め込みフォームは、ご用意いただいたオリジナルのランディングページにフォームを埋め込む形となるので、
まずはランディングページを作成する必要があります。
一方で、チケットフォームはランディングページをご用意いただかなくとも、管理画面の簡単な操作で参加登録を
受け付けることができます。イベントまでに時間がない方や、ランディングページの制作予算が取れない方でも
すぐに集客を開始することができます。
事前に各セッションの参加予定人数を把握したい
チケットフォームは、申込みの段階でイベント内のどのセッションに興味があるか選択してもらう項目を
設定することができます。
そのため、事前に各セッションの参加予定人数を確認したい場合や、オフラインイベントなどであらかじめ
参加人数を把握して人数制限を設けたい場合等にご利用いただけます。
イベント全体の申込み数だけを確認できればいい場合は、チケットフォーム・埋め込みフォームともに
申込数の抽出は可能です。
こんな場合はAPI連携!
MAツールで作成したフォームから参加登録したユーザーをEventHubに自動で登録させたい
APIを活用することでシームレスに参加者情報をEventHubに登録させることができます。
また、MA側で作成したカスタム項目もEventHubへデータ連携が可能です。
詳細はAPIについてをご覧ください。