そもそも、アンケート回答は面倒…
主催者からすると、是非とも回答して欲しいアンケート。ただ、参加者からするとイベント時間以外で余計な時間を取られたくない、記入が手間‥、と正直、面倒な作業に分類されがちです。そのためできる限り、回答しても良いかな…、と思えるようなアンケート設計・設定をすることが大事です。
本ページでは、アンケート回答率を高めるTipsをお届けします。EventHubのウェビナーでも実施しているTipsです!ぜひお役立てください😁
1. 回答負荷を意識したアンケート設計
1-1. ✏️回答所要時間を意識しよう(目標:3分以内!)
回答者がスムーズに回答できるような、回答負荷がかからないアンケートを設計しましょう。回答所要時間が10分を超える、設問数が20問を越える、と離脱が高まるという調査結果もあります。
EventHubが開催するウェビナーでは回答所要時間は3分以内⏱を目安にしています🙌
①アンケートのボリュームは適切な量に
質問数が多いアンケートは回答者に手間を感じさせ、丁寧な回答が得られなくなる可能性があります。質問項目を増やすと多くの情報が取得できると思いがちですが、質問数を抑えてコンパクトにまとめたほうが回答率を高めることができます。また、オフラインイベントと違い、オンラインは隙間時間を利用して参加している方や、移動中に参加している方もいるかもしれません。短時間で回答できるよう、分かりやすい文で、適切な量の項目を設定しましょう。
②アンケート項目の順序は回答しやすいものから
項目を回答しやすい順番に並べると、回答者はスムーズに回答ができます。深く考えずに回答できる内容を最初に設定し、考えが必要な項目を最後に設定すると、最初の段階で諦めずに送信してもらいやすくなります。
③アンケートの回答形式を選ぶ
アンケートの回答形式には、5つあります。
- ラジオボタン(単一選択):選択肢の中から1つだけ選ぶ
- プルダウン(単一選択):選択肢の中から1つだけ選ぶ
- チェックボックス(複数選択):選択肢の中から複数選ぶことができる
- 自由記述(複数行/最大2000文字):改行を使い2,000文字以内の文で回答する
- 自由記述(一行/最大100文字):改行を使わず、一行100文字以内の文で回答する
上記の回答形式で、最も簡単なのは「ラジオボタン(単一選択)」です。回答者は質問項目と選択肢を読み、自分に合う回答を1クリックすれば良いので、回答にかかる時間も心理的負担も軽減することができます。
それとは反対に、最も回答者の心理的負担が大きいものは自由記述(複数行)です。質問に対する回答をゼロから考えてタイピングする必要があるので、回答のハードルが高くなります。
スマートフォンやパソコンの操作に慣れていない参加者が大半を占める場合は、自由記述の回答に抵抗を感じる可能性があります。なるべく簡単に回答できるように配慮したり、「任意回答」にしたり等、回答者の属性がどの形式であれば答えやすいのかを考慮するようにしましょう。
1-2. ⏳回答にかかる時間を明示しよう
「回答時間:3分」のように、回答目安時間を明示することで、回答時のペース配分を考える目安になったり、また、心理的負担の軽減にもつながります。
1-3. ✏️ウェビナー中に回答する時間を設けよう
ウェビナー終了後より、ウェビナー中に回答していただくほうが回答率が高まります!
下記は、EventHubが主催したウェビナーでのアンケート回答数の推移グラフです。実際、ウェビナーが終わる前から回答いただいていることが分かります。ウェビナー本編が終わりQ&Aの時間に入ると退出する方が増えるので、Q&Aに入る前にアナウンスをして、回答時間を設けましょう。
2. アンケートフォームへの導線を増やす・目立たせる
2-1. 初級編:EventHubの機能をフル活用しよう!
ポップアップと動画下CTAを利用した例
①〜④は必ず実施していただくよう推奨しております。
①ポップアップ表示
指定した日時にポップアップ表示することができます。さらにオススメなのが、指定した動画を視聴している対象者だけにポップアップを出す設定です。特に、複数の動画を配信するイベントには、設定していただきたい項目です!
設定は、アンケートをポップアップでリマインドするをご覧ください。
②動画下CTA:ステージ動画下に表示
セッションと紐づけて、動画下に訴求メッセージとリンクを設定することができます。「アンケートURL」「資料ダウンロードURL」「商談予約ページ」などのテキストリンクを設置できるため、視聴していただきながら、ユーザーを次の具体的なアクションへ誘導しやすくなります(動画下CTA)
設定は、ステージ動画の下にテキストリンクを設定するをご覧ください。
③ブースへの掲載
ブースにアンケートを常時掲載することができます。タイトルとラベル名を工夫することで、アンケート回答場所として掲載することができるので目立つよう設定してみましょう。
設定は、ブースを作るをご覧ください。
④メールでの案内
ウェビナー終了後にアンケートURLを記載したメールを配信することで、アンケート回答を促す方法です。アンケート回答者や未回答の方だけにセグメントを絞って送信することも可能です。
メールの作成方法はメールを新規で作成する、メールのセグメント配信方法は対象者を絞ってメールを配信するをご確認ください。
④アンケート回答ボタンのカラー変更
プライマリーカラーの変更をすることで、アンケートボタンを目立たせるのもおすすめです!
左の画像はデフォルト設定から何も変更していないサンプル、右はプライマリーカラー(背景色)を変更したサンプルです。ボタンの色(プライマリーカラー)を変更するだけでも、目を引くことが分かります。企業・イベントのブランディング反映以外にもご利用いただける便利機能ですので、ぜひご利用ください!
設定は、イベントページのカラーをカスタマイズするをご覧ください。
⑤フリーエリア欄での案内
各種フリーエリア欄にも目につくように、適宜アンケートURLを記載するのもおすすめです。
- イベントページ「概要」タブ
- [基本設定]>[イベント情報]>[イベント概要]から行ってください。
- セッション詳細説明
- [コンテンツ]>[セッション]>[編集]>[詳細説明]から行ってください。
- ブースの説明欄
- [コンテンツ][ブース]>[編集]>[ブース説明]から行ってください。
- [コンテンツ][ブース]>[編集]>[ブース説明]から行ってください。
2-2. 中級編:連携サービスの機能を活用してみよう!
Vimeoにて、動画の途中・最後にアンケートの回答ボタンを表示する
動画の途中でポップアップ・終了後にアンケート回答への導線を表示させることができます。クリックしてアンケートURLヘ遷移することができますので、とても便利です!!
設定は、Vimeo:収録動画にアンケートの回答ボタンを表示させるをご覧ください。
<tips>こちらの機能はVimeoのStandardプラン以上で利用可能、かつ録画配信のみの対応です。ライブ配信ではご利用できませんのでご注意ください。</tips>
2-3. 上級編:連携サービスの機能を活用してみよう!
Restreamにて、テロップを埋め込む
こちらの機能は動画配信ツールのRestreamを利用した方法となります。アンケートへの導線をわかりやすくするために、クリックはできませんが、動画自体にテロップを埋め込んでいます。こちらで紹介している方法はツールを利用していますが、動画の始まりや終わりに、アンケート回答を促すスライドを入れることも一策です。
活用方法は、ライブ配信ツールRestreamの使い方は?複数の媒体に同時配信をご覧ください。
3. 回答する動機付けを行う
3-1. 回答者へインセンティブを用意してみよう
アンケート回答者へ資料を提供する例
アンケート回答者には、回答者にしか得られない資料提供や、後日クーポンなどのインセンティブを用意すると回答率を高められるでしょう。資料提供の場合は、アンケート設定画面から、資料ダウンロードURLを設定することができます。
設定は、アンケート回答後にメッセージを表示するをご覧ください。
ただし、インセンティブ目当てで回答する方も増え、リードの質が下がることが懸念されたり、予算内でイベントを開催しなければいけない場合もありますので、ご活用の際は十分にご検討をお願いいたします。
4. 終わりに
Tips集、いかがでしたでしょうか? 我々が定期的に開催するEventHubウェビナーでも、Tipsを活用することで回答率に差がでる結果となっております。開催イベントや性質によって効果が異なることがございますが、実践できるTipsはぜひ活用くださいませ。