対象プランOFFLINEBUSINESSPRO
RTMP(Mux)配信を利用したZoomの配信設定方法をご紹介します。
本機能をお使いになる際は、ストリーミング配信ができるZoomミーティングPro以上のプランへ契約が必要となります。プランに関する情報は、Zoomの公式サイトをご覧ください。また、ウェビナー/ミーティングどちらでも配信が可能です。ウェビナーとミーティングの違いについてはミーティングとウェビナーの比較をご覧ください。
<attention>EventHubに設定した動画を管理画面上で削除すると、削除した動画に紐付くデータが全て削除されます。視聴ログも全て確認できなくなりますので、削除する際にはご注意ください。</attention>
1. EventHubでRTMP(Mux)配信を設定する
①[コンテンツ]>[動画配信]より、[新規作成]をクリックします。
②動画タイプを[RTMP配信]に選択、全ての項目を設定し、[決定]をクリックします。
項目 | 詳細説明 |
動画タイプ | RTMP配信 ※一度登録した動画タイプは変更できません |
チャンネル名 | イベントページの[ステージ]に表示される名前を設定します。参加者は、動画チャンネルの切り替えをする時にこのタイトルを見ます。 |
表示順 | イベントページの[ステージ]に表示される順番を設定します。 |
公開開始日時 | 動画が再生される日時を設定します。 公開開始日時当日〜配信開始前は「配信までしばらくお待ちください」と表示されます。 |
公開終了日時 |
- 動画の再生が強制終了される日時を設定します。 - 公開終了日時を迎えると、強制的に動画の再生が停止され、ステージ上から配信動画が非表示になります。 - ライブ配信が延長した場合、公開終了日時に強制終了されてしまうため、公開終了日時は余裕を持って設定してください。 - イベント開催中に管理画面から日時を変更した場合、既にログインしているユーザーの画面には自動反映されません。反映にはブラウザの更新が必要です。 |
③[RTMPS URL]および[Stream Key]が発行されます。後ほどこのStream KeyをZoomに設定します。
④[ステージ]をクリックし、プルダウンにチャンネル名が追加されていたら、正常に設定が完了しています。[ステージ]の[▼]には、[コンテンツ]>[動画配信]で設定した、公開開始日時が「当日」の動画のみが表示されます。
2. Zoomのライブストリーミングを許可する
Zoomの管理画面の[設定]から、[ミーティング内(詳細)]>[ミーティング(ウェビナー)のライブストリーミングを許可する]を[ON]にし、[カスタムライブストリーミングサービス]に✔︎があるか確認してください。
※OFFになっていると、配信ができません
3. Zoomでイベントを作成してEventHubと接続する
①[ウェビナー](ミーティング)>[ウェビナーをスケジュールする](ミーティングをスケジュールする)から、新規ウェビナーを作成します。必要な項目を設定したら、[保存]をクリックします。
▼ウェビナー(ミーティング)の情報を入力し、ウェビナーの場合は[スケジュール]/ ミーティングの場合は[保存]をクリックします。
ウェビナーの場合
[スケジュール]をクリックしたあと、自動的に下記画面に遷移します。
[詳細]>[カスタムストリーミングサービスを設定]をクリックしてください。
ミーティングの場合
[保存]をクリックしたあと、詳細画面に遷移します。
[ライブストリーミング配信]>[カスタムストリームサービスを設定]をクリックしてください。
②先ほどEventHub管理画面で生成した[RTMPS URL]および[Stream Key]を入力し、[保存]をクリックします。
※ライブストリーム配信ページのURLは「https://google.com」などのようなURLでも動画配信に影響はございません。
④作成したウェビナーの[開始]をクリックし、Zoomを立ち上げます。
⑤立ち上がったZoomの[詳細]から、[ライブ中 カスタムライブストリーム配信サービス]をクリックします。
⑥下記画像のように接続が開始され、しばらく経つと、EventHubにZoomで配信している動画が反映されます。
EventHubで設定した動画公開開始時間からZoomでライブ配信を開始するまで
EventHubの動画の公開開始日時より後にライブ配信を開始した場合、 開始する前は設定したバナー画像が表示され、「配信までしばらくおまちください」という文言が表示されます。
Zoomでライブ配信を停止してからEventHubで設定した動画公開終了時間まで
EventHubの動画の公開終了日時より前にライブ配信を終了した場合、配信終了直前の20〜30秒の配信動画が再生できるようになります。こちらの仕様は変更できませんのでご了承ください。
<tips> - Zoomの画面共有時のEventHub上でのレイアウト
Zoomで登壇資料などを画面共有した場合、以下のように共有画面+登壇者1名の右上固定ウィンドウで表示されます。共有画面+複数の登壇者を表示させることはできません。
</tips>
3. 注意・補足
- 推奨しているエンコーダ、ビットレート、解像度はMuxの公式ページをご覧ください。
Recommended encoder settings
Upscale Percentage
- 安定した配信環境を実現する方法は、Muxの公式ページをご覧ください。
Healthy live stream
- 上記の設定をした場合でも、参加者のネットワーク環境に依存して配信が不安定になる可能性がございます。参加者には安定したインターネット環境で視聴していただくようご案内をお願いいたします。
- ZoomをYou TubeもしくはVimeoに投影して配信する方法に比べてタイムラグが抑えられますが、それでも通信環境によって5秒〜1分程度の遅延が発生する可能性がありますので、ご了承ください。
- 1本目に設定した動画は、自動で再生されます。
- 2本目以降に設定した動画は原則手動再生となっています。視聴する際はブラウザの更新をして動画の再生ボタンをクリックしてください。ただし、下記の3点の場合に限り、例外的に自動再生されます。
【自動再生されるケース】
- 登録フォームまたはログイン画面からイベントページへ遷移した時
- [視聴セッション切替]から動画の視聴チャンネルを切り替えた時
- ブラウザのMEIスコアが一定以上に達した時
- 動画の右下にある「Zoom」というウォーターマークは、加入しているプランによって変更することが可能です。詳細は公式ページ:カスタム ライブ配信ウォーターマークをご覧ください。
- Zoomのホスト設定は必ず共同ホストにして下さい。ホストを登壇者へ渡してしまった際、ホスト以外の参加者は、他者の音声ON/OFFがコントロールできず、またホストが何らかの理由で退席してしまった際にZoomが強制終了となるためです。
- Zoom側の[自動字幕/手動字幕]の[ON/OFF]設定がそのままEventHub上に表示されます。もし字幕が表示されている場合は、Zoom側の設定をご確認ください。
- 登壇者はフル画面で画面共有をした際、Zoomの音声ON/OFFが見えなくなるため、自身の音声設定がミュートになっていることに気づけない場合があります。ご注意ください。
- RTMP(Mux)配信を利用する場合、音量調節/最大画面表示/ピクチャーインピクチャー機能/再生バーのみの表示となっております。解像度の調節ボタン等はありません。
- マルチトラックで以下のように動画を設定した場合、2つ目の動画は表示順が若い動画が優先されて切り替わります。
動画A:14:00~15:00 [表示順1]
動画B:15:00~15:30 [表示順2] ← こちらの動画へ切り替わります
動画C:15:00~15:30 [表示順3] ← こちらの動画を視聴したい場合は[視聴セッション切替]から動画を選択します -
設定している全ての動画の公開終了日時を迎えると、「すべての配信が終了しました ご視聴ありがとうございました」と表示されます。